iPhoneアプリやGooglePlayで「ろくでなしBLUES」の漫画全巻を無料で読めるというアプリが配信されています。早速ダウンロードしてみたのですが、本当にコミック全42巻がすべて無料で読めます。読めるんだけれど、一日30分。毎晩21時になると「体力回復」と称してさらに30分読めるようになります。非常に面白い仕組みだと思いました。
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カテゴリ: ブック
価格: 無料
Android版ダウンロード
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まさしくこの前聞いた「便利さに対する課金」
実は先日ポッドキャストの「ON THE WAY ジャーナル WEDNESDAY 瀬尾傑 本のソムリエ」という番組のゲストだった、作家のエージェント会社、コルク代表取締役社長佐渡島庸平さんのお話を聞いていて、この「ろくでなしブルース」無料アプリがまさしくこれだ!と感じたからです。ちょっと長いですが、お話の一部を引用します。
「コアな部分だけ課金するというのだと、ネット業界のマネタイズはうまくいかないんじゃないかと今は予想しているんです。それよりも認知度が高くて無料で読んでいる人たちもいるんだけれど、そうじゃないものに課金していくという考え方で、例えば道路ってタダで走れるじゃないですか。でも高速道路有料ですよね。便利さに対してお金を払うということに人は抵抗感がないわけですよ。ネット上だとニコニコ会員とかも便利さに対してお金を払うことに抵抗感がないわけです。人が抵抗感がない支払い方法というのをネット上に用意してあげたほうがいいだろうなと思います。」
「本っていうのは基本的に小さいビジネスなんです。5万部〜10万部を売りたいという。漫画でも10万部×20回で200万分をつくるというのをめざしたりするんです。基本的に1千万人が見て初めて視聴率10%なわけですから、ネット上のほとんどのところにだしても売上はかぶらないんですよ」「基本的に商品を売るときの考え方て、認知度を上げてそのなかの何人かを購入に持っていくか。認知度を全然上げないで購入に持って行こうとしているのが今の出版業界」
とても興味深い話でした。これまでも無料アプリや第1巻だけ無料で読めるといった電子書籍はたくさんありました。お試し版というような位置づけです。お金を払ってくれた人には特別コンテンツが増えるよといったようなやり方もありますが、こちらの場合はオマケ付きと考えると整理しやすいでしょう。
一方、お話の中でも出てきたニコニコ動画の場合、利用した人ならばわかると思いますが、基本的に無料の人たちと見られるものは同じだけれど、課金することでいろいろと便利になる。高画質のコンテンツを混んでいる時間帯に見られたり、待たされなかったり。分かりやすく言うとえこ贔屓されます。
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一日に読める時間は30分。毎晩9時に制限はリセットされるが、今すぐ続きが読みたい場合には課金。とてもうまい仕組みだと思う。
ユニバーサル・スタジオジャパンで待ち時間が短縮されたり、パレードを良い席で見られたりするパスがありますが、これに似ています。お金で解決しちゃうのって、ちょっと露骨だなぁと思ったりもしましたが、結構利用している人もいるようです。ふつう日本だと長い列に横入りって「人の目」を気にしてしたりしませんが、それが「仕組み」としてオフィシャルになっていると堂々としていられる、そういう心理があるような気がします。
すこし横道にそれましたが、「便利さに対してお金を払う」というスタイルがこれから増えていくのは、利用者からすれば歓迎すべきことかなと感じています。みなさんはどう思いますか?
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